こんにちは、就活room tugumiです。
先日、はたらくダイアログ#6「自由に生きちゃダメですか?」が開催されました。
今回講師としてお招きしたのは弁護士の亀石倫子さん(法律事務所エクラうめだ 代表弁護士)。
亀石さんご自身の体験したことや人生観について語っていただきました。
その中でも特に印象に残ったものを紹介します。
亀石さんが就職した会社では毎朝始業5分前に社員全員が立ち上がりラジオ体操をやる風習がありました。
初日は別に始業時間前だし個人の自由だからやらないでいいやと思い亀石さんは座っていました。
周りの社員は全員ラジオ体操をしていました。2日目・・・3日目も同様です。
3日目についに上司の方に「何でラジオ体操をしないのか?」「みんなやっている。」「職場の和を乱している」といった言葉を受けました。
そこで亀石さんは「だったら業務時間にやってください。そしたら命令としてやりますよ。」と回答しました。
すると上司からは「君はラジオ体操がどれだけ体にいいのか、わかっているのか」といわれ、全く話が噛み合っていませんでした。
恐らく上司の方も皆がやっているからやっている程度だったのでしょう。
亀石さんは最後に
「自由な人とルールに縛られて自由な人を批判する人がいる。どちらになるかは個人の自由です。あなたはどちらを選択しますか?」
と問いかけてくださいました。
この経験談では自由な人は亀石さんで、ルールに縛られて自由な人を批判する人が上司です。
当たり前のことですがどちらが良くてどちらが悪いなんてことはありません。
ただ自由でいるためには相応の覚悟と、今まで経験したことのないような努力をしなければいけないと、仰っていました。
最後に行った質疑応答では参加者から
「この人のやった行為は許しがたい。という人を弁護することもあるとは思いますがそのような時はどうされていますか?」
と質問がでました。
それに対して亀石さんは
「どんな悪い人でも弁護を受ける権利があるので、その行為に全く共感できなかったとしても、弁護を引き受けるのがプロの刑事弁護人だと思う」
と仰り、さすがだなと感じました。
生きていくうえでルール等に縛られる必要は必ずしもないし、ルールに従っていたほうがいいという学生もいます。それもひとつの生き方であり、個人の自由です。
物事には絶対ということはないし、自由にやっていくことの何がいけないのか。
学生で自分のやりたいことができていないという人がいるかもしれません。
1度自分の殻を破ってみませんか?
きっと楽しい。きっと面白いですよ。
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