日時
開催日 /2020/04/25
時 間 /1:30 PM - 5:00 PM
開催場所
就活room tugumi
※コロナウィルスの影響を考え、4月25日の開催は一旦延期となりました。
次回必ず開催しますので、楽しみにお待ちくださいね。
【一般申し込み締切】
一般の方のお申込みは定員に達しましたので締め切りとさせていただきました。
以降のお申込みはキャンセル待ちとなりますのでご了承ください。
学生枠はまだ席に空きがございます。ですが、お早い目のお申込みをお願いいたします。
【懇親会中止】
ダイアログ開催後に予定しておりました懇親会ですが、新型コロナウィルス感染拡大防止のため中止とさせていただきます。
はたらくダイアログとは?
社会課題の解決に向けて取り組む大人の方々との「対話(ダイアログ)」を通して、学生等が「はたらく」の意味を見つめ直し、自らの「生き方」や「あり方」を模索するイベントです。
第7回となる今回は4月25日(土)13:30~から開始します。
タイトルは「ビールをうる人であり、ダイアログをする人でもあり、ときどき、精神科医の人」で、講師には高木俊介氏(たかぎクリニック院長)をお招きします。
なぜ精神科医が「ビール醸造」したり、「ダイアログ」をするのか?
1.精神分裂病から統合失調症へ
「誰の『精神』も『分裂』していないから」というコピーで、新しい概念を創り出します。「統合失調症」は、「精神分裂病」の「分裂」を「統合」に。「失調」は「治るという雰囲気がある」というネガティブをポジティブにという言い得て妙な名前を考えられます。1992年から取り組み、2002年に名称が変更されます。実は統合失調症は100人に1人がかかる身近な病気です。しかし日本は「障がい者は、日本にとって経済的損失である」との国策から施設に収容し、私たちの生活と離されて(分断)しまいます。日本の精神病院のベッド数は先進国の10倍であり、精神病院大国です。しかし諸外国では、人を閉じ込めたらますます悪くなるとの認識から、地域に戻し、精神病院は廃止の方向に向かっています。
2.精神病院への勤務
京大医学部に進みますが、社会活動をする先輩に誘われて精神科の道を進みます。しかし、研修医中に宇都宮病院事件が起きます。(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%87%E9%83%BD%E5%AE%AE%E7%97%85%E9%99%A2%E4%BA%8B%E4%BB%B6)
院長がゴルフクラブを持ちながら回診を行っていたことに、日本の精神病院のあり方が問われます。大学病院から民間の病院に移りますが、当時は「ケンカの仲裁」が主な仕事でした。しかし、外部とのツナガリから、支援があれば重症でも地域で暮らしていけることを知りました。
3.誰しもがはたらける環境
統合失調症の人で一番の問題は「プライドや自信を無くしている」ことです。自分で自分を差別しています。はたらくことはそれを取り戻す一番の方法です。それは「はたらく」ことの意味を変えないといけません。重症だからはたらけないのではなく、重症の人でも大丈夫。1週間に1時間でもいい。はたらいたら、その1時間分の賃金を支払う。そういうことが大切です。
4.農福連携のクラフトビール
京都のホップや麦芽でビールをつくります。それは様々な業種の多様な人が関わり合い、障がいの有無を超えて協力し合う仕組み作りに取り組んでいます。なにより美味しい「ビール」をつくり、お客様が美味しく味わい、楽しく飲んだ後、障がいのある人もビールづくりに参加している事が伝わる。そんなビールづくりに取り組んでいきます。
「みんなおかしい」がキーワード。みんな違って、みんな「しあわせに」。そんな高木俊介さんとの対話を通して、自らの「生き方」や「あり方」を模索します。
〜講師プロフィール〜
高木 俊介(たかぎ しゅんすけ)
たかぎクリニック院長
1957年 広島県因島で生まれ、鳥取、岡山で育つ。
1983年 京都大学医学部卒業。精神病院に勤務。日本精神神経学会で精神分裂病を「統合失調症」の名称を発案し、2002年に正式決定。
2004年 たかぎクリニック開設。
包括型地域生活支援プログラムACT-Kを立ち上げ、チームによる精神障害者の在宅ケアに日々奔走、今後は就労支援への取り組みに力を入れていく。
【主な著書】『ACT―Kの挑戦』(批評社)『こころの医療宅配便」(文藝春秋)『精神医療の光と影』(日本評論社)『実践!アウトリーチ入門』(編著、日本評論社)他多数
【会場】就活room tugumi
【定員】30名 (学生20名・一般10名)
【参加費】学生\1,000 一般¥2,000
※お子様連れOK!!
※学生の方はお申込の際に、コメント欄に学校名と学年をご記入ください。
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