突撃!企業訪問!!
こんにちは、就活room tugumi運営スタッフです!
今回突撃企業訪問ということで、いつもお世話になっている鮮魚専門店「株式会社 西浅」 草津近鉄店に訪れ、人事部の小林達也さんにお話を伺ってきました。
取材を通して学生目線で感じられた”西浅の魅力”や”魚職人としての働き方”について今回報告させていただきたいと思います!
・職人の1日のスケジュール
漁業関係のお仕事はいつも朝早いイメージがありますよね、でも実際にはどんな流れで仕事をされているのでしょうか?
4:30~ | 各店舗の店長が市場に魚を仕入れに行く |
7:00~ | 出勤、仕入れた魚のピッキング、加工 |
10:00~ | 草津近鉄店オープン |
12:00~ | 交代で休憩 |
14:00~ | 夕方に向けた商品の追加、片付け、退勤 |
どうでしょう!?やはり店長の朝は早いですね。魚の新鮮さにこだわる西浅は各店舗の店長さんが直接市場に出向き魚を仕入れます。仕入れた魚はその日のうちに店舗に届き、加工します。ちなみに、7:00~と14:00~朝と午後に加工をするタイミングがあるのですが、それぞれ品揃えを変えているそうです。夕方に向けた加工では、朝に加工した商品の売れ行きを計算式に当てはめてどの商品をどのくらい用意するのか戦略を立てるそうです。職人の仕事と聞くと感覚重視で、「よし、今日はこれが売れそうだ」なんてことで決めるのではなく、分析をもとに商品を加工します。職人の仕事と言われるこのお仕事ですが、案外数字に強くないといけないみたいです。
鮮度が命の鮮魚店にとってその日のうちに商品を売り切ることが使命でもあります。もし商品が売れ残ってしまったら廃棄しなくてはいけない。そのため、新鮮なままの魚を加工して食卓にそのまま出せるように加工します。鮮度の良さを求めるという気持ちが食品ロス対策にも役立っています。先程の計算式もこのようなロスが出ないための工夫の一つでもあるのです。
↑このように加工して販売もしている。今日のおすすめは「真鯛のあら炊き」!!
・西浅 草津近鉄店はキャラが濃い
企業訪問させていただいてまず初めに思った印象は、「働いている方のキャラが濃い」ということです。
取材中も職人さんがキレのいいネタをじゃんじゃん突っ込んできます。それに応える鋭いツッコミの速さ!まるで職場は吉本新喜劇のようでした。
こんな面白い職場にしているのには近鉄草津店 店長の高橋健太郎さんなりの工夫があるそうです。それは「数字を追うのではなく、楽しんで働くこと」これを大切にしているそうです。数字を追わせるのではなく楽しんで仕事をすることで自然と数字は上がっていくと高橋さんはおっしゃいます。漁業関係の職人さんというと、なんだかお堅くて無口という印象がありましたがそんな言葉は撤回します!と言えるくらいの職場の明るさと人の暖かさがありました。
取材をしていく上でも働いている皆さんの、雰囲気で緊張がほぐれました。本当にありがとうございました。
・西浅の社会的取り組み
西浅では様々な社会的取り組みをされていますが中でも私がすごいと思ったことは「魚食文化の継承」です。
最近魚を食べる機会減ってきていませんか?調理方法が分からなかったり、値段が高い印象があったり。そんな方、ぜひ西浅に足を運び入れてください。
西浅の売り場では、以下の写真にもあるように一匹の同じ魚でも切り方を変える工夫をして、色々な料理に利用できることがわかるようにしています。このように、様々な加工方法でお客様に提案するのも魚屋さんの仕事。ただ売れたら良いのではなく、食卓に自分たちの魚が並びお客さんが美味しく食べられるところまでを想像されて加工した魚たちはまるで宝石のように輝いています。
↑左上から反時計回りに、たらのバター焼き・ムニエル用、普通の切り身、たらのバジルオイル漬け、ハモのしゃぶしゃぶ用
また、西浅のお寿司は本当に美しく、うっとり眺めてしまうような見栄えでした。この盛り付けは芸術センスを持つ女性職人の技術が生かされていると小林さんはおしゃいます。漁業関係の仕事だと男性のイメージが強い方も多いと思います。ですがそんなことはありません!女性が活躍する場も多くあり、女性でも働きやすい環境だなと思いました。
↑魚の配置や花など飾りの使い方、魚種をかいたシールまでこだわり満載!見ているだけでうっとりするような綺麗さ!!
・西浅の求める人
鮮度の良い魚を、職人の目で。魅力いっぱいの西浅はどんな人を求めているのか、人事担当である小林さんに伺いました。
↑今回取材させていただいた、株式会社西浅 人事部 小林達也さん
鮮魚専門店の職人というと、感覚や、もともと持っていた技術がないとなれない。というイメージがあるかもしれません。ですが、売り上げを予測するためには数字に強くなくてはならなかったり、様々な加工方法でお客さんをどう喜ばせるか、楽しませるかを考えたり、盛り付けを工夫したりと基礎的な経営の知識や、人を喜ばせるような斬新なアイディアを持った若々しい人を求めている。とおしゃっていました。特に新卒採用には力を入れています。
そして、小林さん曰く「この鮮魚専門店の職人は機械化が進む現代でも今後生き続ける職業だ」とおしゃいました。コロナ禍でもあまり打撃を受けなかったという西浅さん。肉と魚を比べるわけではないのですが、魚には肉と違い、小骨が多かったりと職人の目で実際に見て加工する必要があり、食べる相手を思って、用途を考えながらそれに合わせて加工していく。そして身の色も違う魚だからこそ出せる彩を作り出せるのは人の技術があってのものなのだと思います。
AIに奪われない職業を求める学生が多い中、鮮魚店という選択肢も是非視野に入れてほしいと思いました。職人とはいえども技は日々の継続で身につくものですし、西浅は若い人の持つ斬新なアイディアを求めて新たな仲間を探しています。
・西浅に取材をしてみて
今回、魚がとにかく好きな筆者にとってすごく興味深い取材でした。魚に関する仕事をしている人は専門的な知識や職人的な技術が必要で、男性の仕事という印象が強く、かなり自分からは遠い存在、遠い職業であると感じていました。しかし、今回の取材を通して、身近な職業であるなと感じられるきっかけになりました。魚を加工する上では、デザイン性のある商品でお客さんを惹きつけたり、用途を多様にして万人受けする商品を作るアイディアも魚を加工する上で必要であるということが新たな視点でした そして、帰りに店長の高橋さんおすすめの鯛を買って食べたのですがこの美味しさが別格でした。身の硬さがしっかりしていて歯応えがありました。この歯応えがしっかりしているのは魚が獲られ、締めてから時間があまり立っていない。つまり新鮮という証拠です。また、切り身の美しさも素晴らしかったです。取材後に他のスーパー行ったのですが、西浅の魚は輝きがあってみているだけで食欲がそそられました。そして、切り身の魚でも、魚自体が生き生きして見えました。
自分もまだ学生で就職はこれからですが、将来の職業選択の視野を広げることのできるとても良い経験ができたなと思いました。取材を引き受けてくださった西浅の小林さんそして、近鉄草津店のみなさま本当にありがとうございました。
<株式会社 西浅 企業情報>
株式会社 西浅
電話番号:075-451-5520
本社所在地:〒602-0011 京都府京都市上京区室町通鞍馬口下る森之木町462番地
従業員数:170名
HP:https://www.nishiasa.co.jp/index.html
『採用情報』
-新卒・第二新卒採用-
求人数:5名
応募資格:大学院、大学、短大、専門学校、高校卒業、卒業3年以内の方
初任給:基本給 18万(高卒)/19万(短大・専門学校卒)/20万(学卒)/22万(院卒)※別途、残業手当支給
諸手当:通勤手当、資格手当、家族手当、残業手当、役職手当、仕入手当、等級手当 等
昇給:年一回 5%実績
賞与:年2回(7月、12月)
勤務地:京都市、大阪市、草津市
勤務時間:7:00~16:00(目安)一ヶ月単位の変形労働時間制(週平均40時間)全てシフト制
休日:年間105日
有給休暇:初年度10日 最高40日
福利厚生:健康保険、厚生年金、労災補償、雇用保険、その他
研修:新人社員導入研修、現場研修、マネジメンんと研修、自己啓発研修(全て会社負担)
詳細URL:https://www.nishiasa.co.jp/recruit.html
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