イベント開催レポート

【イベント開催レポート!!】はたらくダイアログ#2 「I am not "商品"」

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高垣忠一郎先生をお招きして満員御礼✨で開催した、はたらくダイアログ#2 「l am not "商品"」。

心理臨床家の高垣先生は、精神科で40年以上カウンセリングをしていらっしゃいます。
1990年代に「自己肯定感」という言葉を提唱されました。
今回はその「自己肯定感」についてのお話です。

 

 

ぞうさん ぞうさん
おはながながいのね
そうよ かあさんも ながいのよ

ぞうさん ぞうさん
だれがすきなの
あのね かあさんが すきなのよ

お馴染みの童謡、ぞうさん。

「おい、ぞうさん、おめー変な長い鼻だな!」
「そうだけど?わるい?母ちゃんも長いし」

これは最高の自己肯定感だそうです。
まわりから変だと言われようと、なんと言われようと、
あるがままの自分を自分でいいんだと思えているぞうさん。
そうです。
自己肯定感は、自信をつけて高めることではなく、あるがままの自分でいいんだ思えること。
高い低いではないのです。

カウンセラーとして不登校の子供たちと接していた高垣先生。
「死にたい」
そう口にする子供が何人もいたと言います。
その状況を救うには、自信をつけてあげたり、不安を克服したり、そんな部分的な弱い力ではなく、
その子たちの存在をまるごと肯定する強い自己肯定感が必要だったそうです。
ダメな自分。嫌いな自分。
「その自分もまるごと自分でいい。」
「自分が自分であって大丈夫」
そう思えること。
その感情は浮き輪のように膨らみ、荒波の中でも自分自身を支えてくれます。
それは自分を愛する、愛の息吹で膨らむ自己肯定感だそうです。
高めるではなく、膨らむイメージだそうです。

今は、「評価の自己肯定感」が世の中で多く使われていると思います。
「これができたから自信がついた」
「人の役に立てた」
それは部分的なある評価に対しての自己肯定感でしかないのです。

学生の就職活動はまさに評価の連続です。
Twitterでは「就活やめたい」「就活つらい」のネガティブワードが並びます。
選考に落ちたら自分を否定されているように感じる人も少なくありません。
評価することが普通となっている社会はいかがなものなんだろう?
だけど、明日すぐに社会が変わるわけではないから、就活に苦しむ学生たちに伝えたい。

「あなたは企業に認められるための対象ではないから。
今のあなたはまるごとあなただから大丈夫。」

今回お話いただいた高垣忠一郎先生の本をtugumiでも取り扱っております。(しかもサイン入り!!!)
ご興味のある方はお早めに!!

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